古希を過ぎて思う

 百田尚樹の小説「永遠の0」を読み、多少は自分の事と重ね合わせて大涙しました。

 父は、まだ霞ヶ浦でなく横須賀に海軍飛行予科練習生が有った時代の予科練出身ですが、昭和17年3月23日にニューギニア上空を偵察飛行中に撃墜されて戦死したと聞いています。

 第2次世界大戦終戦から70年になろうとしていますが、父は、開戦後三カ月、私が誕生して1歳 で戦死しましたから、私の中では何の記憶も残っていませんし、あまり母からも父の事を聞いたことはありません。

 田舎の家を解体整理した時、父の古いトランクが押入れの隅にありましたが、その中には、海軍の帽子や、航空日誌などが残っていました。アルバムや古い写真なども残っていますので、自分の中での整理もかねて、下手な短歌として残して置くことにした。